G-Tuneの人気のシリーズと言えばNEXTGEAR(ネクストギア)とNEXTGEAR-MICRO(ネクストギア-マイクロ)があり、どちらも非常に人気のG-TuneのゲーミングPCブランドの象徴的存在です。今回はこの2つのシリーズで価格差があるのかという点を調べてみます。
公式サイトをよく見ると分かりますが、NEXTGEARの方はMICROよりも高いイメージがあると思います。実際には使用されているパーツがMICROよりもハイスペックなパーツが使われているケースが多いので相対的にNEXTGEARの方が高いというイメージが定着していると思いますが、以前調べた時にはNEXTGEARとNEXTGEAR-MICROのPCケースでの差異は無かったと記憶しています。
単に構成内容での価格の差異であって、実質的にはNEXTGEARもNEXTGEAR-MICROも価格が変わらないといった感じでした。しかし構成内容が変われば当然価格も変わるので結果的にはNEXTGEAR-MICROはコスパ路線、NEXTGEARは性能路線という点は変わらないと思います。
実際に調べてみた
シリーズ | NEXTGEAR | NEXTGEAR-MICRO |
---|---|---|
画像 | ||
CPU | Core i7-7700 | Core i7-7700 |
グラフィック | GeForce GTX 1060(3GB) | GeForce GTX 1060 (3GB) |
メモリ | 16GB | 8GB |
ストレージ | SSD 240GB+2TB | HDD 1TB |
マザー | Z270 | H110 |
電源 | 500W 【80PLUS SILVER】 | 500W 【80PLUS SILVER】 |
価格 | 139,800円(税別) | 109,800円(税別) |
G-Tuneの公式サイトから似たような構成内容の種類が無いのでNEXTGEAR-MICROの方をメモリを16GBに、ストレージにSSDを240GB、HDDを1TBから2TBにカスタマイズさせると記事執筆時での話ですが、以下のようになります。
136,200円という価格になり、NEXTGEARとほぼ変わらない価格に落ち着きます。後の数千円はマザーが違うのでその部分での差異と考える事も出来るので実質的にはNEXTGEARでもNEXTGEAR-MICROでもPCケースで大幅に価格が変わるという事が無いので、基本的には好みなデザインのケースで選んで問題無いと言える事は可能だと思います。
ただ、前述したようにマザーが違っていたり、カスタマイズする事は料金が高くなる傾向にあるのがBTOなので全く同じ条件の構成内容での販売が行われない以上はコスパのNEXTGEAR-MICRO、性能のNEXTGEARという構図自体には変わらないと思います。
あくまでもNEXTGEAR-MICROをNEXTGEARの構成内容に近づけた場合のPCケースでの差異はほとんど無いという事なのであって、逆にNEXTGEARをNEXTGEAR-MICROに近づけた構成内容にする事が出来ません。
記事執筆時での話という前提ですが、NEXTGEARは最小構成がこの構成なのでこれよりもスペックダウンをする事が出来ません。メモリを8GBにしたり、SSDを無しにしたりといったカスタマイズは少なくともこのモデルでは出来ませんでした。
そういう意味合いからも、コスパのNEXTGEAR-MICRO、性能のNEXTGEARと言えます。
NEXTGEAR-MICROとNEXTGEARではCPUファンのカスタマイズが違う点は注意が必要
- 【高回転仕様】オリジナルトップフローCPUファン
- [ 12cmファン×1基 ] Cooler Master Hyper 212 EVO ⇒ 静音性能と冷却性能を両立!
- [ 12cmファン×2基 ] Cooler Master Hyper 212 EVO ⇒ 静音性能と冷却性能を両立!
NEXTGEAR-MICROはトップフローのCPUファンしか空冷ではカスタマイズする事が出来ませんが、NEXTGEARの方はより冷却性能と静音性が高いサイドフロー型のCPUファンを取り付ける事が可能です。
まとめ
シリーズで方向性が違うけど、同じようなカスタマイズをするのならPCケースでの価格差はほとんど無いので好きな方を選ぶのがベスト選択。
BTOなので良くも悪くもカスタマイズする事が出来ますが、あれもこれもとカスタマイズするよりも基本的にはベースに沿った買い方がおすすめです。
価格以外の部分でもNEXTGEARとMICROでは方向性が違うので自分に取ってベストな方を選ぶと良い買い物ができそうですね。