【G-Tune】ミニタワーで可搬性に優れる「LITTLEGEAR」シリーズを徹底分析

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G-Tuneのミニタワー型のMini-ITXを採用したモデルがLITTLEGEAR(リトルギア)になります。筐体自体が小型ですが、更に筐体上部にハンドルが付いています。これにより可搬性が非常に優れたモデルとなっていて、イベントやゲーム大会での使用にも最適なモデルです。

個人で使う場合には部屋の模様替えなどを頻繁にする方や部屋の移動が多い方、引っ越しが多い方などデスクトップPCだけど気軽に動かせる事に魅力を感じる方におすすめなモデルとなっています。

目次

LITTLEGEARシリーズの特徴

LITTLEGEARシリーズはG-tuneのデスクトップPCのMini-ITXマザーボードを採用したモデルになります。Micro-ATXマザーボードを採用したNEXTGEAR-MICRO(ネクストギア-マイクロ)シリーズもありますが、LITTLEGEARシリーズはよりコンパクトになっているのが特徴的です。

更にサイズが小さくてコンパクトでも大型のグラフィックカードも搭載可能なので、ゲームで重要なグラフィック性能が落ちるという心配も無用です。

Mini ITX採用でコンパクトなサイズ

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サイズは横幅は178mmで、奥行きは395、高さが330mmです。ちなみにATXマザーを採用しているNEXTGEARシリーズだと「幅190mm×奥行543mm×高さ450mm」となっています。ちなみにLITTLEGEARシリーズにはハンドル部分が付いているのでその分高さが増していますが、ハンドル部分を含まいない高さは298mmです。こうなると数値上でも体感でもデスクトップゲーミングPCの約半分くらいの高さという印象があります。

コンパクトな事によるメリットとデメリットは?

コンパクトでもATXマザーを採用したデスクトップPCと遜色無い性能なので、デスクトップPCの恩恵を得ながらサイズはコンパクトというのが最大のメリットだと思います。

一例をあげると、コンパクトなサイズという事は可搬性(持ち運びやすさ)も高いという事になるので、引っ越しや転勤が多い方はもちろんお部屋の模様替えを頻繁にするという方にも非常におすすめです。サイズが小さいので場所を選ばずに設置出来るのもメリットです。テレビの横に置いて大画面テレビでPCゲームや映画鑑賞を楽しむという事も可能です。

デメリットはあるの?と気になる方もいると思います。結論から言うと、デメリットは内部をイジるのかイジらないのかによって変わってきます。全くパソコンの中身には手を出さないという方には基本的にデメリットはありません。

自己責任にはなりますが、内部のパーツを自分で換装したり、増設したりする方だと出来ない事は無いですが、ケーブルの取り回し等で苦労すると思うので素直にNEXTGEARシリーズやNEXTGEAR-MICROシリーズをおすすめします。

構造について

左上にCPUとCPUファン、左下にグラフィックボード、右上にATX電源が配置されています。

それにかぶさるようにストレージが内側の部分に付いているという内部構造になっています。このようなコンパクトな筐体にデスクトップの大型のPCと同じATX規格の電源、そして大型のグラフィックボードが搭載可能なのはG-tuneの職人技を感じます。

外観をチェック

左側面

左側面にはメッシュのサイドパネルが採用されていてPCパーツの冷却性能を上げています。サイドパネルを取り外す事で内部パーツにアクセスする事が可能です。

右側面

右側面にもサイドパネルにメッシュが採用されているので冷却性能を上げています。インターフェースが右側に配置されていて、電源ボタン、USB3.0×2、オーディオ端子が搭載されています。

[box class=”yellow_box” title=”ここに注目”]カードリーダーをカスタマイズする事が残念ながら出来ません。別途外付けのカードリーダーを使用する形になります。また、位置的に下部にインターフェースが採用されている関係上、デスク下に配置する方はインターフェースの使い勝手が悪く感じる可能性もあります。右側面に付いているという点も使用環境によっては使い勝手を悪くする可能性があります。[/box]

インターフェースに関してはマウスやキーボードといったUSB接続の有線や無線に関しては背面側で接続する方多いと思うのでそこまで問題無いかと思います。カードリーダーもUSBハブなどを活用すれば問題は回避可能です。

背面

背面には上部に電源ボタン左にマザーボードの端子類、右中央にファン、下部にグラフィックボードの端子類となっています。グラフィックボードに関してはグラフィックボードの製品によって変わってくる部分なので、購入する際には接続端子の種類や数に注目してチェックして下さい。

これはLITTLEGEARだからという話ではありませんが、トリプルモニター等の構築に当ってはモニター側が対応していない等の事情もあるので今持っているモニターで出力が可能なのかという点は注意が必要です。

天板

LITTLEGEARで特徴的なのが天板に付いているハンドル部分です。グリップ部分はゴムのような質感で持った時の安定感があり、持ちやすいです。

LITTLEGEARの重量は約 6.8kgと一般的なゲーミングPCと比較すると軽い部類ですが、このハンドルがあれば更に片手で持ち上げて場所を移動したり、掃除したりする時にも便利です。

底面

底面部分に関しては、ほこりなどを保護するフィルターが装備されています。このフィルターに関しては取り外しが可能です。ほこりが溜まってもすぐにサッと取り外す事が可能なのでメンテナンス性が高いです。

まとめ

LITTLEGEARは、コンパクトな筐体とハンドルが付いている事で可搬性に優れています。かと言って性能的に妥協している訳では無いのでスペックもミドルタワーなどの大型のケースを採用したモデルと遜色無い非常に高い構成内容にする事も可能です。

反面、拡張性が低い事とパーツの換装や分解作業をする場合には少々面倒に感じます。中を全くイジらないという場合にはデメリットに当たらないのでデザイン性の高さや省スペース性のメリットが非常に光るLITTLEGEARはおすすめです。

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